社長のSNS運用代行の業務範囲|全21工程のどこまでを任せられるか
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社長のSNS運用代行の業務範囲|全21工程のどこまでを任せられるか

「社長のSNS運用代行を検討しているが、どこまでの作業を任せられるのかわからない」「外注しても結局、社長が企画や確認に追われて時間が取られるのではないかと心配」「見積書の『運用代行一式』に何が含まれているのか判断できない」——社長のSNS運用代行は、会社によって「運用代行」という言葉が指す範囲がまったく異なります。

結論から言うと、社長のSNS運用は全21工程に分解でき、社長本人が物理的に必要な工程は初回ヒアリング・一次情報ヒアリング・撮影の3つだけです。残りの18工程のうち、企画確認・公開承認・月次定例の3工程は確認や判断だけで済み、15工程は運用代行に任せられます。PRESNSの支援でも、社長本人に必要な時間は月2〜4時間(週1回30分〜月1回のまとめ撮りと企画確認のみ)に収まる設計にしています。

本記事では、全21工程の一覧表から、設計・企画・制作・運用の各フェーズで任せられる範囲、社長本人が必要な3工程、契約形態別のカバー範囲、見積書と契約書での確認方法まで解説します。

社長のSNS運用代行の業務範囲は全21工程|社長本人が必要なのは3工程

社長のSNS運用代行の業務範囲は全21工程に分解でき、社長本人が物理的に必要な工程は3つだけです。

21工程は4つのフェーズに分かれる

社長のSNS運用の21工程は、設計・企画・撮影と制作・運用と改善の4つのフェーズに分けると全体像をつかめます。

設計フェーズ(工程1〜7)は、目的・ターゲット・媒体・KPIを決め、社長の一次情報を引き出す土台づくりです。企画フェーズ(工程8〜10)では月の企画と台本を作り、撮影と制作のフェーズ(工程11〜16)で収録から公開前の承認までを進めます。運用と改善のフェーズ(工程17〜21)は、投稿・反応への対応・受け皿の改善・分析・定例です。

「運用代行」という言葉は、会社によって工程13〜15の編集だけを指すこともあれば、21工程すべてを指すこともあります。工程を分解して考えることが、業務範囲の認識違いを防ぐ第一歩です。

社長本人が物理的に必要な3工程

社長本人が物理的に必要な工程は、工程1のキックオフ、工程7の一次情報ヒアリング、工程12の撮影の3つです。

キックオフでは、会社が何を達成したいかを決めるため、決裁者である社長の判断が欠かせません。一次情報ヒアリングでは、社長の原体験や判断基準を引き出すため、本人以外には代われません。撮影では、社長がカメラの前に立つ必要があります。

3工程に共通するのは、社長本人の頭の中にある情報と、社長本人の姿と声がなければ成立しないという点です。逆に言えば、この3工程以外は、仕組み次第で社長の手を離せます。

確認・判断だけで済む3工程

確認・判断だけで済む工程は、工程10の企画・台本の確認、工程16の最終承認、工程21の月次定例の3つです。

3工程は社長が担うのが理想ですが、作業は発生せず、確認と判断だけで済みます。さらに発信のルールが固まれば、広報責任者や担当役員に委ねることもできます。

残る15工程は、運用代行に任せられる工程です。PRESNSの支援では、企画・台本・編集・サムネイル・投稿・分析の全工程を専門チームが分業し、社長本人に必要な時間は月2〜4時間(週1回30分〜月1回のまとめ撮りと企画確認のみ)に収めています。

全21工程の一覧表|任せられる工程と社長本人が必要な工程

社長のSNS運用の全21工程は、社長本人が必要・確認と判断のみ・任せられるの3色で区分すると一目で整理できます。

No.フェーズ工程主な作業内容社長の関与担当(一気通貫型の場合)
1設計キックオフ・目的ヒアリング採用・商談・認知の優先順位と事業KGIを決める●社長本人が必要社長+代行(初回のみ)
2設計ターゲット・人物像の設計届けたい求職者・決裁者の人物像を言語化○任せられる代行
3設計市場・発信環境の調査業界で見られているテーマと切り口の調査○任せられる代行
4設計媒体選定と役割分担入口・信頼・受け皿に媒体を割り当てる○任せられる代行
5設計アカウント・プロフィール設計肩書き・自己紹介・ハイライト・リンク先の設計○任せられる代行(経歴は資料で共有)
6設計3層KPIとレポートの設計行動・中間・事業KGIの指標と目標の設定○任せられる代行
7設計一次情報ヒアリング原体験・判断基準・失敗談を社長から引き出す●社長本人が必要社長+代行(撮影日に併催可)
8企画企画立案・テーマ出しヒアリング内容から月の企画テーマを作る○任せられる代行
9企画台本・構成の作成冒頭のフック・話の型・テロップ案の作成○任せられる代行
10企画企画・台本の確認事実関係と発信してよい範囲の確認△確認・判断のみ社長または広報責任者
11撮影撮影準備会場・機材・照明・カンペ・衣装の準備○任せられる代行(会場手配は社内窓口と連携)
12撮影撮影(まとめ撮り)カメラの前で台本と質問に沿って話す●社長本人が必要社長+代行
13制作編集カット・テロップ・BGM・効果音の編集○任せられる代行
14制作サムネイル・表紙の制作媒体ごとの表紙・サムネイルの制作○任せられる代行
15制作投稿文・ハッシュタグの作成媒体ごとの投稿文とハッシュタグの作成○任せられる代行
16制作公開前の最終確認・承認完成動画と投稿文の最終確認△確認・判断のみ社長または広報責任者
17運用投稿・予約設定3媒体への投稿と予約設定○任せられる代行
18運用コメント・DMの一次対応反応の仕分けと定型返信、重要案件の社内共有○任せられる代行(重要案件は社内へ)
19運用受け皿の設置と改善プロフィール導線・LINE・資料DLの改善○任せられる代行
20改善数値分析・月次レポート3層KPIの集計と改善点の整理○任せられる代行
21改善月次定例・改善方針の決定次月の企画方針と本数の判断△確認・判断のみ社長または担当役員

一覧表の見方

21工程の一覧表は、赤色が社長本人が物理的に必要な工程、黄色が確認・判断のみの工程、無色が任せられる工程です。

一覧表の「社長の関与」の列を見れば、社長が時間を割く必要がある工程がすぐにわかります。赤色の3工程は社長の予定表に必ず枠を確保し、黄色の3工程は確認の期限と代理の承認者を決めておきます。

「担当」の列は、PRESNS型の一気通貫の運用代行を想定した分担です。依頼先の契約形態によって、無色の工程のうち社内に残る工程は変わります。契約形態別の違いは後半の章で解説します。

一覧表は、依頼先との打ち合わせだけでなく、社内の役割分担を決める場面でも使えます。黄色の工程を誰が担うか、無色の工程のうち社内に残るものを誰が担うかを書き込めば、そのまま運用体制表になります。

「物理的に必要」と判断する基準

社長本人が物理的に必要な工程の判断基準は、社長の判断・記憶・姿と声のいずれかが代わりの人では用意できないかどうかです。

たとえば工程5のプロフィール設計では社長の経歴が必要ですが、経歴は資料で共有できるため、社長が作業の場にいる必要はありません。一方で工程7の一次情報ヒアリングは、資料には書かれていない迷いや判断の背景を対話で引き出すため、社長本人が必要です。

「情報が必要」と「本人が必要」を区別することが、社長の関与を最小化するための考え方です。資料や過去の講演・会議の記録で代わりになる情報は、事前に共有すれば工程から社長を外せます。

21工程で考えると社長の時間の使い道が見える

21工程で業務を見ると、社長の時間を使うべき工程と、社長が手放すべき工程の線引きが明確になります。

社長が自らSNSを運用していると、編集の細部やハッシュタグの選定など、無色の工程にまで時間を使いがちです。工程ごとに担当を決めれば、社長の時間を、社長にしかできない3工程に集中させられます。

社長の時間が最も価値を生むのは、一次情報を語る工程と撮影の工程です。そこに集中できる体制が、発信の質と継続性を両立させます。

社長のSNS運用代行の業務範囲を確定させる6ステップ

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設計フェーズ(工程1〜7)|土台づくりで任せられる範囲

社長のSNS運用の設計フェーズは7工程あり、社長本人が必要なのは工程1のキックオフと工程7の一次情報ヒアリングです。

工程1:キックオフ・目的ヒアリング(社長本人が必要)

工程1のキックオフでは、社長が採用・商談・認知の優先順位を決め、SNSで達成したい事業KGIを代行会社と合意します。

キックオフは、運用全体の方向を決める工程です。社長がいない場で決めると、後から方針が覆り、設計をやり直すことになります。採用と商談のどちらを優先するか、どの指標で成果を判断するかは、社長本人の判断が必要です。

キックオフは初回に集中して行い、以降は月次定例で見直す形にすれば、社長の関与は初回の1回に収まります。

工程2〜4:ターゲット設計・調査・媒体選定(任せられる)

工程2〜4のターゲット設計・市場調査・媒体選定は、キックオフで決めた目的をもとに代行会社がすべて担える工程です。

ターゲットの人物像は、キックオフの内容と営業・人事の情報から代行会社が言語化できます。市場調査では、業界で見られているテーマや切り口を調べます。特定の他社を真似るのではなく、自社の社長が語るべき独自の切り口を見つけることが目的です。

媒体選定では、認知拡大はショート動画(TikTok・Instagramリール・YouTube Shorts)、深い信頼形成と指名検索の受け皿は長尺YouTubeとX・記事、コンバージョンは公式LINEや資料DL・面談という「入口→信頼→受け皿」の役割分担を基本に、目的に合わせて組み合わせます。

ターゲット設計では、採用目的なら「どのような経験を持つ人に、どのような理由で応募してほしいか」、商談目的なら「どの業界のどの立場の決裁者に、どのような課題で相談してほしいか」まで具体化します。人物像が具体的なほど、企画と台本の精度が上がります。

工程5〜6:プロフィール設計とKPI設計(任せられる)

工程5〜6のプロフィール設計と3層KPI設計は、社長の経歴資料と事業目標を共有すれば代行会社に任せられる工程です。

プロフィールは、肩書き、自己紹介文、ハイライト、リンク先で構成されます。経歴や実績の事実は資料で共有し、表現の設計は代行会社が担います。完成案の確認は工程10の確認時にまとめて行えば、社長の手間は増えません。

KPIは、行動KPI(投稿本数・3秒視聴率35%以上)、中間KPI(保存率3〜5%・プロフィール遷移率1.5〜3%・平均視聴維持率30〜40%)、事業KGI(指名検索・資料DL・面談・採用応募)の3層で設計します。再生数やフォロワー数だけを追うと、ターゲット外の視聴者ばかり集まり商談につながりません。

工程7:一次情報ヒアリング(社長本人が必要)

工程7の一次情報ヒアリングは、社長の原体験・判断基準・失敗談を対話で引き出す工程で、社長本人にしか担えません。

経営者の発信の価値は、ネットで調べられる一般論ではなく、社長本人しか知らない経験と判断の理由にあります。ヒアリングでは、創業の背景、経営判断で迷った場面、考え方を変えた出来事などを質問し、企画と台本の素材にします。

ヒアリングは撮影日の冒頭に組み込むこともでき、工程7と工程12を同じ日に行えば、社長の予定を押さえる回数は月1回で済みます。

ヒアリングで得た一次情報は、テーマごとに整理して記録しておくと、翌月以降の企画にも繰り返し使えます。一度話した経験談でも、切り口を変えれば別の企画として生かせるため、ヒアリングの記録は運用の資産になります。

企画フェーズと撮影・制作フェーズ(工程8〜16)|任せられる範囲

社長のSNS運用の企画・撮影・制作の9工程のうち、社長本人が必要なのは工程12の撮影だけで、2工程は確認のみです。

工程8〜9:企画立案と台本作成(任せられる)

工程8〜9の企画立案と台本作成は、一次情報ヒアリングの内容をもとに、代行会社のディレクターが担う工程です。

企画では、ヒアリングで聞いた話を、ターゲットが知りたいテーマに変換します。台本では、冒頭2秒で視聴者の手を止めるフック、話の流れ、テロップの案を作ります。

カメラ前で話すトーク動画のカットやテロップ入れはAIで効率化できますが、どの切り口ならターゲットの社長や求職者に刺さるかという企画と品質基準の統制は、ディレクターやPMが担う必要があります(PRESNSの現場観測)。

企画のテーマは、社長が話したいことだけでなく、ターゲットが知りたいことと重なる領域から選びます。社長の経験談をそのまま話すのではなく、視聴者が自分の課題に置き換えられる形に変換することが、ディレクターの役割です。

工程10:企画・台本の確認(確認・判断のみ)

工程10の企画・台本の確認は、事実関係と発信してよい範囲を社長か広報責任者が確認する工程で、作業は発生しません。

確認する観点は、話の内容が事実と合っているか、取引先や社員が特定できる情報が含まれていないか、会社として発信してよい範囲に収まっているか、の3点です。表現の細部は代行会社の判断に任せます。

発信してよい範囲を事前にガイドライン化しておけば、工程10は広報責任者に委ね、社長は気になる企画だけを見る運用に移行できます。

工程11〜12:撮影準備と撮影(撮影は社長本人が必要)

工程11の撮影準備は代行会社が担い、工程12の撮影だけは社長本人がカメラの前に立つ必要があります。

撮影準備では、会場、照明、マイク、カメラの画角、カンペ、衣装の確認を代行会社が進めます。会議室の予約などは社内の窓口担当者と連携します。社長は撮影当日に会場へ来て、台本と質問に沿って話すだけです。

PRESNSの撮影現場では、事前の企画と台本テンプレートを固めたうえで、1回の撮影(2〜4時間)でショート動画10〜30本分、または長尺YouTube4〜5本分の素材をまとめて収録しています。撮影を月1回に集約することが、社長の時間を守る最大の工夫です。

工程13〜16:編集から公開前の承認まで(承認のみ確認)

工程13〜15の編集・サムネイル・投稿文は代行会社が担い、工程16の公開前の最終承認だけを社内で行います。

編集では、カット、テロップ、BGMや効果音を入れ、媒体ごとの表紙やサムネイル、投稿文とハッシュタグを作ります。いずれも社長の作業は不要です。

工程16の最終承認は、完成した動画と投稿文が公開してよい内容かを確認する工程です。承認者を1人に決め、確認の期限を定めておくと、確認待ちで公開が止まる事態を防げます。

編集の段階では、テロップの色やフォント、サムネイルの型をアカウント全体でそろえておくと、プロフィールを訪れた人に統一感のある印象を与えられます。型を決めておけば、編集のたびに社長の確認を求める必要もなくなります。

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運用・改善フェーズ(工程17〜21)|公開後に任せられる範囲

社長のSNS運用の公開後の5工程のうち、4工程は代行会社に任せられ、工程21の月次定例だけが判断の場になります。

工程17:投稿・予約設定と3媒体への展開(任せられる)

工程17の投稿・予約設定は、1本の縦型動画をショート3媒体へ展開する作業も含めて任せられます。

同じ動画でも、媒体ごとに投稿文や冒頭のテロップを調整すると、見られ方に合った形で届けられます。投稿の時間帯や頻度の管理も、代行会社が数値を見ながら調整します。

アカウントの権限は社長または会社が保有し、代行会社には運用に必要な権限だけを付与する形にしておくと、契約終了時にも資産を守れます。

工程18:コメント・DMの一次対応(任せられる)

工程18のコメント・DMの一次対応は、代行会社が反応を仕分けし、採用や商談につながる重要な案件だけを社内へ渡す工程です。

社長宛てのDMには、採用の相談、取引の打診、取材の依頼、営業の連絡などが混ざって届きます。代行会社が定型の返信と仕分けを担い、重要な案件だけを人事・営業・広報に共有すれば、社長がすべてに目を通す必要はありません。

ただし契約によっては工程18が範囲外のこともあります。コメントやDMの対応範囲と、社内へ渡す基準は必ず事前に確認しましょう。

社内へ渡す基準は、「応募や面談の希望」「見積もりや導入の相談」「取材・登壇の依頼」のように、事業KGIにつながる反応かどうかで決めるとわかりやすくなります。基準が明確であれば、代行会社が判断に迷う場面も減ります。

工程19:受け皿の設置と改善(任せられる)

工程19の受け皿の改善は、プロフィールから公式LINE・資料DL・採用ページへの導線を数値で改善する工程です。

SNS運用代行で成果が出ない最大の原因の1つは、動画を出すこと自体が目的化し、プロフィールからの受け皿が設計されていないことです(PRESNSの現場観測)。

PRESNSが支援したYouTubeチャンネルでは、動画の企画と概要欄・固定コメントのCTA(受け皿)を一致させた改善により、広告費ゼロ・動画8〜10本の段階で月間LINE登録者数が7名から35名(5倍)へ増加した事例があります。工程19は成果を左右する工程です。

工程20〜21:数値分析と月次定例(定例は判断のみ)

工程20の数値分析とレポート作成は代行会社が担い、工程21の月次定例で社長か担当役員が次月の方針を判断します。

レポートでは、3層KPIの数値、伸びた投稿と伸びなかった投稿の違い、受け皿への遷移、問い合わせや応募の状況をまとめます。月次定例では、レポートをもとに次月の企画方針と本数を決めます。

定例の資料は代行会社が用意し、社長は結果を見て判断するだけにします。運用が安定すれば、担当役員に定例を委ね、社長は四半期ごとの確認にとどめる運用も可能です。

月次定例では、数値の報告を聞くだけで終わらせず、次月に試す企画や受け皿の改善を1〜2点決めることが大切です。改善点を絞って試し、翌月の数値で効果を確かめるサイクルを続けると、運用の精度が上がっていきます。

契約形態別にカバーされる工程の違い

社長のSNS運用代行の契約形態は、編集代行型・制作代行型・一気通貫型・コンサル型の4つで、カバーされる工程が異なります。

契約形態主にカバーされる工程社内に残る主な工程注意点
編集代行型工程13〜15(編集・サムネイル・投稿文)工程1〜12、16〜21(設計・企画・撮影・運用・分析)企画と撮影の段取りを社内で担う必要がある
制作代行型工程8〜15(企画・台本・撮影・編集)工程2〜6、17〜21(設計・投稿・受け皿・分析)公開後の改善が範囲外になりやすい
一気通貫型(PRESNS型)工程2〜6、8〜9、11、13〜15、17〜20社長本人の工程1・7・12と確認の工程10・16・21社長の関与時間の上限を契約時に確認する
コンサル型工程2〜6、20〜21(設計と分析への助言)工程7〜19(企画・撮影・制作・運用の実作業)社内に実作業の担当者がいないと進まない

編集代行型と制作代行型は社内に残る工程が多い

編集代行型と制作代行型の契約は、設計と運用の工程が社内に残るため、社長や社員の作業が想定より増えやすい形態です。

編集代行型は工程13〜15の編集・サムネイル・投稿文が中心で、企画、台本、撮影、投稿、分析は社内で担う必要があります。制作代行型は企画から編集までを担いますが、投稿後の運用や受け皿の改善は範囲外のことがあります。

社内に企画や運用を担える担当者がいない場合、範囲の狭い契約は結果的に社長の時間を奪います。月額の安さだけで選ばず、社内に残る工程を数えて比較しましょう。

一気通貫型は社長の関与を3工程に絞れる

一気通貫型の運用代行は、21工程のうち15工程を代行会社が担い、社長の関与を本人が必要な3工程と確認の3工程に絞れます。

PRESNSの経営者特化SNS運用支援は、ショート動画中心のベーシック/スタンダードプラン(月額10万〜20万円台・月5〜10本投稿)から、長尺YouTube+ショート展開+導線設計を含む総合支援(月額30万〜50万円台)まで、社長の関与時間と媒体数に応じて設計しています。

一気通貫型では、設計から改善までを同じチームが担うため、分析の結果が次の企画に直接反映される点も利点です。

一方で、一気通貫型でも社長本人が必要な3工程はなくなりません。キックオフ、一次情報ヒアリング、撮影の日程を社長の予定表に確保できるかどうかが、一気通貫型を生かせるかどうかの分かれ目です。

コンサル型は助言が中心で実作業は社内に残る

コンサル型の契約は、設計と分析の工程で助言を受ける形態で、企画・撮影・編集・投稿などの実作業は社内で担います。

社内に撮影や編集の担当者がいて、方針や改善のアドバイスだけが必要な場合には、コンサル型が合います。ただし実作業を担う人がいないと、助言をもらっても投稿が続きません。

どの契約形態が合うかは、社内に残る工程を誰が担えるかで決まります。21工程の一覧表に社内の担当者名を書き込んでみると、判断しやすくなります。

業務範囲を見積書・契約書で確認する方法

社長のSNS運用代行の業務範囲は、見積書と契約書を21工程の番号で照合すると、範囲外の工程が明確になります。

範囲外になりやすい工程契約前の確認質問範囲外だった場合の対応
工程7 一次情報ヒアリング「社長へのヒアリングは誰がどの頻度で行いますか?」撮影日の冒頭に組み込めるかを相談する
工程18 コメント・DM対応「コメントやDMの返信と仕分けは含まれますか?」社内の対応担当と返信の目安時間を決める
工程19 受け皿の改善「プロフィールのリンク先やLINEの導線も改善対象ですか?」受け皿の改善を担う社内担当者を置く
工程21 月次定例「月次の定例と次月の企画方針の提案はありますか?」レポートだけでなく改善提案の有無を確認する

見積書を工程番号で照合する

社長のSNS運用代行の見積書は、記載された作業を21工程の番号に当てはめ、どの工程が含まれていないかを確認します。

見積書に「運用代行一式」とだけ書かれている場合は、工程ごとの内訳を依頼先に確認しましょう。21工程の一覧表を依頼先に渡し、含まれる工程に印をつけてもらう方法が確実です。

複数の依頼先を比べるときも、同じ21工程の表で比較すれば条件をそろえられます。金額が近くても、カバーする工程の数が違えば実質的な費用は大きく異なります。

また、同じ工程が含まれていても、担う深さが異なることがあります。たとえば工程20の分析が「数値の集計のみ」なのか「改善点の提案まで」なのかで、運用の質は大きく変わります。工程番号に加えて、作業の深さも確認しましょう。

範囲外になりやすい工程を確認する

社長のSNS運用代行で範囲外になりやすい工程は、一次情報ヒアリング・コメントとDM対応・受け皿の改善・月次定例です。

範囲外になりやすい工程は、作業量が見えにくく、見積書に書かれにくい工程です。契約後に「その対応は範囲外です」と言われないよう、次の表の確認質問を契約前に投げかけておきましょう。

範囲外の工程が社内に残る場合は、誰が担うかを契約前に決めておくことで、運用開始後の停止を防げます。

社長の関与時間の上限を契約書に明記する

社長の関与時間は、月何時間・撮影は月何回までといった上限を契約書や提案書に明記しておくと、想定外の負担を防げます。

社長の時間は見積書に載らないコストです。PRESNSの支援では、社長本人に必要な時間を月2〜4時間(週1回30分〜月1回のまとめ撮りと企画確認のみ)に収める設計を前提にしています。

関与時間の上限を明記しておけば、運用が進むにつれて社長の作業が少しずつ増えていく事態を防げます。上限を超えそうなときは、定例で工程の分担を見直しましょう。

まとめ|社長のSNS運用代行は21工程で範囲を決めると失敗しない

社長のSNS運用代行は、全21工程を社長本人・確認のみ・任せるの3つに仕分けて契約すると、認識違いを防げます。

本記事の要点

社長のSNS運用代行の業務範囲で押さえる要点は、21工程の分解、社長本人が必要な3工程、契約形態別の違いの3つです。

業務範囲を工程単位で決めておけば、外注しても社長の時間が奪われる事態を避けられます。

  • 21工程に分解する:設計・企画・撮影と制作・運用と改善の4フェーズで全体を把握する
  • 社長本人が必要なのは3工程:工程1のキックオフ、工程7の一次情報ヒアリング、工程12の撮影
  • 確認のみの3工程:工程10・16・21は承認者と期限を決め、将来は委任も可能
  • 契約形態で残る工程が変わる:見積書を工程番号で照合し、社内に残る工程の担当者を決める

21工程の表を依頼先との打ち合わせに使う

社長のSNS運用代行を検討するときは、21工程の一覧表を依頼先との打ち合わせに持参し、工程ごとに担当を確認します。

工程ごとの担当が明確になれば、社長は本人にしかできない3工程に時間を集中でき、発信の質と継続性を両立できます。

21工程の分担表や、社長の関与時間を月2〜4時間に収める運用設計を確認したい方は、PRESNSのサービス資料をご活用ください。

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執筆:PRESNS編集部 / 監修:本庄隼人(株式会社HAYABUSA 代表取締役)