ショート動画の制作費用の相場|1本あたりの単価と内訳
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ショート動画の制作費用の相場|1本あたりの単価と内訳

ショート動画の制作費用の相場|1本あたりの単価と内訳

「ショート動画の制作を外注したいが、1本いくらが相場なのか分からない」「編集だけの見積もりと、企画から撮影まで含む見積もりで金額が大きく違う」「まとめて発注すると安くなると聞いたが、理由が分からない」——ショート動画の制作費用は、誰がどの工程を担うかで1本あたりの単価が大きく変わります。

結論から言うと、ショート動画の制作費用は、企画・撮影・編集の工程別に考えると相場が分かりやすく、まとめて発注すると企画設計や撮影日の固定費が本数で割られて1本あたりの単価が下がります。本庄は、ショート動画の1本単価は撮影やシナリオを誰が担うかの役割分担しだいでいくらでも調整できると語っています。単価を比べる前に、どの工程が含まれているかをそろえることが大切です。

本記事では、制作費用の考え方、工程別の内訳、依頼範囲別の費用構造、まとめて発注すると単価が下がる理由、AI編集の影響、費用を抑える方法、見積もりの確認ポイントまで解説します。

ショート動画の制作費用の考え方|1本単価は工程で決まる

ショート動画の制作費用は、企画・台本・撮影・編集・投稿のどの工程を誰が担うかで1本あたりの単価が決まります。

工程に分解すると相場が分かる

ショート動画の相場が分かりにくいのは、見積もりごとに含まれる工程が違い、同じ1本でも中身が異なるためです。

「ショート動画1本いくら」という見積もりには、編集だけのものもあれば、企画から撮影、投稿、分析まで含むものもあります。工程に分解して比べなければ、金額の差の理由は分かりません。

まずは自社が依頼したい工程を書き出し、各社の見積もりにどの工程が含まれているかをそろえることから始めましょう。

工程の一覧は、企画、台本、撮影、編集、サムネイルやカバー画像、投稿、分析の7つ程度に分けると、見積もりとの照合がしやすくなります。

役割分担で単価は調整できる

ショート動画の1本単価は、撮影やシナリオを社内と外注のどちらが担うかという役割分担で調整できます。

本庄は、動画を作るうえで撮影するのか、シナリオを全部作るのかといった役割の分担をすれば、1本あたりのコストはいくらでも調整できると語っています。

社内で撮影を担える人がいれば撮影費を、台本を社内で用意できれば企画費を下げられます。何を外に任せ、何を社内で担うかを決めることが、費用を考える出発点です。

相場の幅が広い理由

ショート動画の制作費用の相場の幅が広いのは、工程の範囲に加えて、企画の質と成果への責任の重さが違うためです。

同じ編集作業でも、ただ編集するだけの人と、チャンネルの目的を考えて強調する箇所を選ぶ人では、成果が変わります。本庄は、アサインすべきは後者だと語っています。

単価の安さだけで選ぶと、成果につながらない動画を量産することになりかねません。

本庄は、制作会社に求めるのは動画の先の成果であり、1本の動画から来る問い合わせの価値まで考えて逆算して作れるなら、安心して丸ごと任せられると語っています。単価の背景にある考え方まで確認しましょう。

工程別の内訳|企画・撮影・編集で何にお金がかかるか

ショート動画の費用の内訳は、企画と台本、撮影、編集、投稿と分析の4つの工程に分けて考えます。

工程主な作業費用の性質社内で担える度合い
企画・台本テーマ・フック・構成の設計本数に比例しつつ型で効率化できる一次情報の提供は社内、設計は外注が多い
撮影撮影スタッフ・機材・現場進行撮影日単位の固定費スマホ撮影なら社内でも可能
編集カット・テロップ・BGM本数に比例する変動費AIや社内での効率化が進んでいる
投稿・分析予約投稿・数字の振り返り月単位の費用投稿は社内、分析は外注が多い

企画と台本

企画と台本は、社長や出演者の一次情報からテーマと切り口を決め、冒頭のフックと構成を作る工程です。

本庄は、ショート動画のフックはトレンド、見た目、感情の3軸しかなく、再現性が高いのはトレンド系だと語っています。伸びている動画のフックを言語化して企画に移植する作業が、企画の質を決めます。

企画は最も不確定要素が高い工程です。工数がかかる分、成果への影響も最も大きくなります。

本庄は、相手の内側を知らずにバズる企画だけを提案するから弾かれると語っています。経営者や出演者の一次情報を起点にすれば、企画の精度がまるで変わります。

撮影

撮影は、撮影スタッフの稼働と機材の費用が中心で、1回の撮影で何本収録できるかが1本あたりの費用を左右します。

事前企画と台本テンプレートを固めた上で撮影に入れば、1回の撮影(2〜4時間)でショート動画10〜30本分の素材をまとめて収録できます。

一方で、撮影に慣れていない出演者は1本に1〜2時間かかることもあり、8時間の撮影でも取れて5本程度という場合もあると本庄は語っています。

撮影マンには撮影スキル以上に、出演者が話しやすいと感じるコミュニケーションの力が求められます。出演者がリラックスできると撮り直しが減り、1回で収録できる本数が増えます。

編集

編集は、カット、テロップ、BGM、効果音を入れて見やすく整える工程で、尺とテロップの量、素材の状態で工数が変わります。

本庄は、ショート動画の編集について、1本3,000円でも安いと考えており、1万円を提示されるケースもあるが、編集効率の低い動画ほどバズっている印象があると語っています。編集に凝ることと、成果が出ることは必ずしも一致しません。

編集費を比べるときは、修正回数の上限や納期もあわせて確認しましょう。

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依頼範囲別の費用構造|編集のみから運用まで

ショート動画の依頼範囲は、編集のみ、撮影と編集、企画から運用までの3つに分かれ、範囲が広いほど総額は上がります。

依頼範囲外注する工程社内で担う工程向いている会社
編集のみ編集企画・台本・撮影・投稿・分析社内に企画と撮影の担当がいる
撮影+編集撮影・編集企画・台本・投稿・分析企画は社内で決められる
企画から運用まで企画・台本・撮影・編集・投稿・分析出演と最終確認社内にSNSの担当がいない

編集のみを依頼する場合

編集のみの依頼は最も費用を抑えられますが、企画と撮影、成果の分析は社内で担う必要があります。

社内に企画と撮影を担える人がいれば、編集だけを外注するのは合理的な選択です。ただし、企画の質が社内に依存するため、伸びる企画の型を見つけるまでに時間がかかる場合があります。

編集のみを依頼する場合も、修正指示の出し方と編集の基準を社内で決めておくと、編集の品質が安定します。

撮影と編集を依頼する場合

撮影と編集の依頼は、出演者の時間を撮影当日に集中させられる一方、企画と台本が社内任せだと本数が確保しにくくなります。

撮影を外注すると、撮影日の固定費が発生します。企画と台本が撮影日までに固まっていないと、現場で考える時間が増え、収録できる本数が減ってしまいます。

撮影を外注する場合は、撮影日より前に余裕をもって台本確定の期限を決めておくと、当日の収録本数を確保しやすくなります。

企画から運用までを依頼する場合

企画から運用までの依頼は総額が上がりますが、初期設計から分析と改善までを分業チームが担い、成果まで追えます。

PRESNSの経営者特化SNS運用支援は、ショート動画中心のプラン(月額10万〜20万円台・月5〜10本投稿)から、長尺YouTube+ショート展開+導線設計を含む総合支援(月額30万〜50万円台)まで、社長の関与時間と媒体数に応じて設計しています。

社長本人に必要な時間は月2〜4時間(週1回30分〜月1回のまとめ撮りと企画確認のみ)に収まる設計です。

企画から運用までを任せる場合も、出演者の一次情報を共有する時間は欠かせません。月1回のまとめ撮りの前に、最近の出来事や考えていることを話す時間を取ると、企画の質が上がります。

まとめて発注すると1本あたりの単価が下がる理由

まとめて発注すると、企画設計や撮影日などの固定費が本数で割られるため、1本あたりの単価が下がります。

撮影1回の収録本数1本あたり撮影費の指数(試算・目安)前提
5本100撮影に慣れていない場合の目安
10本50企画と台本を事前に固めた場合
20本25台本テンプレートで効率化した場合
30本約171回2〜4時間で収録できる上限付近

固定費を本数で割る構造

ショート動画の費用には、本数に関係なく発生する固定費があり、本数が増えるほど1本あたりの負担が小さくなります。

初期設計、撮影日の確保、撮影スタッフの稼働は、1本でも20本でも発生する固定費です。同じ撮影日で多くの本数を収録できれば、1本あたりの撮影費は大きく下がります。

下の表は、撮影1回あたりの費用を同じとした場合に、収録本数で1本あたりの撮影費がどう変わるかを、5本収録を100とした指数で示した試算・目安です。

撮影日の追加で費用は階段状に上がる

1回の撮影で収まる本数を超えると、撮影日の追加が必要になり、費用は本数に比例せず階段状に上がります。

月の本数を決めるときは、1回の撮影で収録できる本数を基準にすると、ムダな撮影日を増やさずに済みます。撮影に慣れるほど1回で撮れる本数は増えるため、最初の数回の実績を見て本数を調整しましょう。

たとえば月20本を目指す場合、1回の撮影で10本しか収録できなければ撮影日は2日必要ですが、20本収録できれば1日で済みます。撮影日の差は、そのまま撮影費の差になります(試算・目安)。

型の再利用で企画の工数も下がる

伸びた企画の型を再利用すると、テーマを変えるだけで次の企画が作れ、まとめて発注するほど企画の工数も下がります。

型が固まるまでは企画の工数がかかりますが、伸びた型が見つかれば、同じ構成でテーマを差し替えて量産できます。まとめて発注することは、型を見つけるための試行回数を確保することでもあります。

伸びた企画をシリーズとして打ち出すと、視聴者に「続きを見たい」と思われ、フォローや登録にもつながりやすくなります。

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AI編集が制作費用に与える影響

AI編集の普及により、カメラ前で話すトーク動画の編集費用は下がりつつあり、企画の価値が相対的に高まっています。

AIで効率化できる動画

AIで効率化しやすいのは、カメラの前で話すビジネス系の語りやトーク動画のカットとテロップ入れです。

本庄は、素材さえ渡せば、編集者が作ったような動画がAIで相場の3分の1〜4分の1で上がってくる状況になりつつあると語っています。経営者の語り動画は、AI編集の恩恵を受けやすい分野です。

カットやテロップの作業が効率化されれば、同じ費用でより多くの本数を出せるようになります。本数が増えれば試行回数も増え、伸びる企画の型を早く見つけられます。

AIでは難しい動画

属人性の高いショートや、密着・ロケ・番組型の動画は、現時点ではAIでの編集が難しい分野です。

本庄は、AIで編集できるのはカメラ前で話すビジネス系のトーク動画で、属人性の高いショートや密着、ロケ、番組型はまだAIでは難しいと語っています。依頼したい動画の種類によって、費用の下がり方は変わります。

密着やロケの動画は、撮影現場での判断や構成の工夫に人の経験が必要です。費用を比べるときは、AIで効率化できる動画と、人が手をかけるべき動画を分けて考えましょう。

費用の重心は企画とディレクションへ

AI編集が広がるほど、制作費用の重心は編集作業から、どの切り口なら刺さるかを考える企画とディレクションに移ります。

トーク動画のカットやテロップはAIで効率化できても、どの切り口ならターゲットに刺さるかという企画と、品質基準の統制は人が担う必要があります。

見積もりを見るときは、編集費の安さより、企画とディレクションに誰がどれだけ時間を使うかを確認しましょう。

ショート動画の制作費用を抑える方法

ショート動画の制作費用は、まとめ撮り、修正指示の標準化、編集の基準づくり、複数媒体への展開で抑えられます。

まとめ撮りで撮影費を分散する

まとめ撮りは、企画と台本を事前に固めて1回の撮影で多くの本数を収録し、撮影日の固定費を分散する方法です。

撮影日の前に台本の確認を終えておくことが、まとめ撮りの条件です。確認が撮影当日にずれ込むと、現場での修正が増え、収録できる本数が減ります。

事前企画と台本テンプレートを固めた上で撮影に入れば、1回の撮影(2〜4時間)でショート動画10〜30本分の素材をまとめて収録できます。

修正指示をシートで共有する

編集の修正指示を秒数や口頭ではなくスプレッドシートで共有すると、やり取りの往復が減り、編集の工数を抑えられます。

本庄は、修正内容をスプレッドシートに書いて共通認識を作ると、編集者への指示が明確になり、フィードバックの工数も減ると語っています。社内に編集の基準値を持つと、外注先が替わっても品質がぶれにくくなります。

修正が往復しやすい場合は、制作段階から見せ方を変えた複数のパターンを用意してもらい、選ぶ形にすると、やり取りの回数を減らせます。

1本を複数の媒体に展開する

1本のショート動画をTikTokやリール、Shortsに展開すると、同じ制作費で接点を増やせます。

媒体ごとにコンテンツを作り分ける必要はなく、戦略とコンセプトを決めて各媒体の規格に落とし込めばよいと本庄は語っています。展開を前提に縦型で撮影しておくと、1本あたりの費用対効果が高まります。

見積もりで確認すべきポイント

ショート動画の見積もりでは、含まれる工程、修正回数、素材の権利、単価の安さの理由の4点を確認します。

含まれる工程と修正回数

見積もりでは、企画・台本・撮影・編集・投稿・分析のどこまでが含まれ、修正は何回まで対応するかを確認します。

修正回数の上限を超えると追加費用が発生する契約もあります。修正が多くなりがちな場合は、制作段階で複数のパターンを用意してもらう進め方も検討しましょう。

納期もあわせて確認しましょう。撮影から投稿までの日数が分かれば、月の投稿計画を逆算できます。

素材の権利と二次利用

撮影した元素材と編集データの権利、広告や採用サイトでの二次利用の可否も、見積もりの段階で確認します。

完成動画を広告に転用したい場合、利用範囲が決まっていないと追加の交渉が必要になります。元素材を受け取れれば、将来の再編集にも使えます。

単価の安さの理由

単価が極端に安い見積もりは、工程が省かれていないか、担当者の体制は十分かを必ず確認します。

本庄は、低価格で受けると優秀なディレクターをアサインできず、返信の遅れや撮影日程の未定が起きると語っています。安さの理由を説明できる会社を選びましょう。

反対に、単価が高い見積もりも、企画とディレクションに誰がどれだけ時間を使うのかを確認すれば、価格の妥当性を判断できます。

まとめ|ショート動画の制作費用は「工程と役割分担」で決まる

ショート動画の制作費用は、工程ごとに担い手を決め、まとめ撮りで固定費を分散すると、1本あたりの単価を最適化できます。

費用の要点

費用の要点は、工程に分解して見積もりをそろえること、まとめて発注すると固定費が分散されて単価が下がることです。

AI編集の普及で編集費は下がりつつあり、企画とディレクションの価値が高まっています。単価の安さより、企画の質と成果への責任で選びましょう。

また、ショート動画は本数が試行回数になるため、単価を下げて本数を確保すること自体が成果につながる面もあります。単価と本数のバランスを、目的から逆算して決めましょう。

依頼前に決めること

依頼前には、動画の目的、月の本数、社内で担う工程、展開する媒体の4つを決めておきます。

4つが決まれば、必要な撮影回数と費用の目安が見えてきます。迷ったら、工程の一覧を作り、どこを外に任せるかを整理するところから始めましょう。

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執筆:PRESNS編集部 / 監修:本庄隼人(株式会社HAYABUSA 代表取締役)